今写真に必要なのは「自分を知ること」
こんにちは、DopeZine期待の新生ことはるき(@haruki284)です。
今回は「これからの写真やSNSには自分らしさを極めることが大切だ!」ということについて書いています。今まで聞いたお話や自分の見解を交えて書いた内容なので読み応えのある内容になってます。
SNSにおける写真の移り変わり
まずは、ご存じない方たちの為に写真とSNSが深く関わり始めた事についてお話させていただきます。
SNSと写真が深く関わり始めたのが2015年あたりからです。TwitterとInstagramが流行り始め、デジタル一眼レフカメラが安価で流通し「誰でも綺麗な写真が撮れる時代」へと移行していきました。
バズりやすかった「前期SNS時代」
2015年から2018年までの期間をここでは「前期SNS時代」と名付けています。
「前期SNS時代」では、まだ日本の隠れた名所や観光地の写真があまり知れ渡っていませんでした。
例えば”新道峠からの富士山夜景”などの名所で綺麗な構図で写真を撮れば、それがあっという間にバズり、SNSを始めたての人でもいきなり1万フォロワーを達成できるという時代でした。
うまく撮るだけでは評価されない「中期SNS時代」
一方、2018年から現在までを「中期SNS時代」とここでは名付けます。これはSNSで人気の某風景写真家さんが語ってくれたことですが、今の時代のSNSは前期ほど簡単にフォロワーが増えなくなりました。
その方いわく「Instagramで”忠霊塔“というハッシュタグを検索したら何千という写真が出てきて、その中で同じ様なキレイな写真もたくさん出てきます」とのことでした。
つまり、誰もがその場所にも簡単に行けて、同じような写真を撮ることができ、すでに多くの人がそれを実践し終わっている。キレイにうまく写真を撮るだけでは大きな評価を手に入れにくい時代になりました。
「自分を知ること」が今の写真に求められること
ここからは、写真とSNSの未来の話をしていきましょう。ここでは「後期SNS時代」と名付けます。
今の私たちの写真は「自分らしさ」がないとたくさんの人には見てもらえないのが現状です。その解決策としてズバリ「自分の過去を知る」ということです。
個人が突出していく「後期SNS時代」
これからの写真とSNSを左右するのが「個人のオリジナリティ」です。
例えばウエディングカメラマンの第一線で活躍している人たちのお話なのですが、どのカメラマンさんもそれぞれの個性の中に「自分が生きてきた軌跡」を写真に落とし込んでいることでブランディングに成功しています。
もともと旅が好きだから、自分も旅をしながら雰囲気を交えて撮る。もともと風景写真家だったから、ウエディングと風景を融合させているといった感じです。
- あなたは今までどんな人生を生きてきましたか?
- 何に夢中になりましたか?
- どんな時に魂が燃えましたか?
第一線で活躍されている方々はほとんど、この自分自身の過去を受け入れ、認め、作品に昇華させています。
たくさんの写真に “消費”されていく中で、特に「個人」が注目されていく。それもかなり少数の個人にだけ注目が集まってその他大勢の方は、名前も認知されにくくなっていく。時代はまさに「後期SNS時代」に突入しています。
「自分の過去」を受け入れろ
今これを読んで、私の問いに対して即答できなかったら、今すぐ自分が小さかったころを思い出してみてください。
どんな人に育てられ、どんな環境で育ち、どんな恋愛をし、何が得意で何が苦手で、何がトラウマで、何がしあわせだったか、何に夢中になっていたかを、ゆっくり思い出してみてください。
きっとあなたがシャッターを切るその指が反応するのは、そういう過去に強く影響されているはずです。それを理解して、抱きしめて、一緒に前に進めたら「自分の写真」はより強くあなたの前に現れてくるのではないのでしょうか。
そしてこれこそが、「後期SNS時代」で認められる「個人」になれるのではないでしょうか?
おわりに
「自分らしさ」とはつまり、自分が受け入れた自分を人に紹介すること。
どんな自分だっていい。あとはその心に、色んな写真の知識と技術を混ぜ込んで、自分にしかできない写真を撮ればいいのです。そのための機材であり、勉強だと思います。
いい写真を撮るならいい自分を見つけよう。
それが、これからのSNSで色んな人に見てもらえる写真を撮る秘訣かなと私は思います。皆さんの意見もぜひ聞かせてください。
というわけで今回はこの辺で。それではまた。
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