撮影を楽しむために小さいカメラをおすすめする4つのポイント

こんにちは、初めまして。香川出身・静岡在住のフォトグラファー、りょんりょんと申します。

日常の面白いなと感じる景色や光と影がつくる美しい瞬間が好きで、スナップをメインに撮影しています。TwitterなどのSNSに投稿をしたり、noteに写真に関する記事を書くことが主な活動です。よろしくお願いします。

さて突然ですが、私はプライベートではFUJIFILMのX100Vというコンパクトデジタルカメラを使っています。

左:NIKON Z5 / 右:FUJIFILM X100V   明らかに大きさが違いますね

一眼レフやミラーレス一眼と比べると、その小ささは明らかです。

最近は、GRⅢやRX100などのコンパクトデジタルカメラが人気で、SNSで専用のハッシュタグができたり、2台目にコンデジを選ぶ人が増えていますね。

しかし中には「小さいカメラって画質とかどうなの?」「フルサイズカメラを買った方がいいんじゃないの?」と、性能に不安を抱いている人もいるのではないでしょうか。

かく言う私も、初めてコンパクトデジタルカメラを購入するときは、大丈夫かな…と心配で何度も電機屋に足を運んだものです。

そして、そんな心配は杞憂でした。性能を理解して小さなカメラを持つと、写真を撮る楽しさをより感じることができます。

今日は、私が実際に使ってきて感じた小さなカメラを持つメリットを4つにまとめてお伝えします。

持ち出すことが楽しくなる

お気に入りのカメラでの撮影は、それだけで楽しいですよね。しかし、大きいカメラだと重くて外出時に持ち出すかどうか迷う時もあります。

特に近場のちょっとした外出の時は「まあ無くても良いかな〜」と思って持って行かないなんてことも…。そんな時に限って、めちゃくちゃいい場面に出くわして後悔することもしばしばです。もったいないですよね。

小さいカメラであれば軽いので持ち出すことへの抵抗がありません。

首に掛けるのも邪魔だという人には、スマートフォンのようにポケットに収まるサイズのカメラもあります。例えばGRⅢやRX100はiPhoneよりも小さく、ズボンのポケットにも余裕で入ります。

せっかく写真を楽しむのであれば、持ち出す時にもわくわくするようなカメラを持ち運びたいですよね。

GRⅢとiPhoneを並べてみました、明らかに小さいですよね。

そして、小さいカメラやコンパクトデジタルカメラはデザインが洗練されているものも多いです。X100Vのようにフィルムカメラライクなかわいいフォルムをしたものもあれば、GRⅢのように漆黒でクールなデザインのものもあります。

自分の好みのカメラを見つけると、より外出が楽しくなりそうですね。

シャッターチャンスを逃さない

ふと周りを見た時に「今この瞬間撮らなきゃもう撮れない!」という場面に出会うことはスナップをしている人にとってはあるあるなのですが、小さいカメラだとすぐに構えて撮ることができます。しかも片手で。

一眼レフでもできなくはないですが、重量があるので両手で支えて撮ることが多いですよね。両手で構えるワンテンポを置かずにすぐに撮る態勢をとれるのはカメラのコンパクトさがあってのことでしょう。

電源の立ち上がりが早いこともシャッターチャンスを逃さないポイントです。GRⅢは電源オンが最速0.8秒というから驚きですね。X100Vも一眼レフの電源オンよりも早い印象です。

猿に襲われている瞬間。気付いた瞬間すぐ撮れる軽快さが魅力ですね。

フルサイズに見劣りしない高画質

こちらにある2枚の写真をご覧ください。

どちらかがフルサイズカメラ(NIKON Z5)、どちらかがX100V、設定は全く同じの撮って出し写真です。明確に分かる差を見つけることは難しくないですか?

確かにセンサーサイズはフルサイズのものよりは小さくなる可能性が高いですが、小さいカメラで撮影したからといって解像度が悪いわけではないんです。

SNSに投稿するには十分ですし、レタッチしたら画質が荒くなるということもありません。

例えば、こちらの写真はLeicaのv-lux40というコンパクトデジタルカメラで撮影しています。

センサーサイズは1/2.3型で、フルサイズセンサーの約3%の大きさしかありません。フルサイズほど解像してはいませんが、これでもデータとしてみる分には全く問題なく写真を楽しむことができます。

大きく引き伸ばして印刷をするというのはあまり適さないかもしれませんが、そうでない限りはコンパクトデジタルカメラでも全く問題がないでしょう。

イメージにあった補正をかけるプロファイル

撮影した写真に自分好みの色味や陰影を、カメラ内で反映させられる機能をプロファイルと呼びます。

GRⅢではイメージコントロール、X100VなどのFUJIFILM製品ではフィルムシミュレーションと呼ばれるものです。

フィルムシミュレーションとは、今までFUJIFILMが販売してきたそれぞれのフィルムの色味をデジタルで再現したもの。X100Vには17種類(カラー8種類+セピア+モノクロ8種類)のフィルムシミュレーションがあります。

以下に、フィルムシミュレーションの比較例をいくつか掲載しますのでご覧ください。

元写真(露出の調整のみ)

PROVIA

ETERNA

CLASSIC CHROME

CLASSIC NEG

一部ですが以上のような仕上がりです。たくさん種類がありますので、自分の好みのプロファイルを見つけて写真に反映させることができるのも楽しいですね。

まとめ:写真を撮る楽しさを思い出させてくれる

初めてデジカメや入門機カメラを触った時のことを覚えているでしょうか。

カメラを手に入れた喜びで身の回りにある景色を撮ることに夢中だったでしょう。その気持ちを思い出させてくれるのがコンパクトなカメラです。軽さと起動の速さで撮りたいと思った気持ちに応えてくれます。

「小さなカメラ=機能が劣っている」というのは思い込みです。もし不安であれば、実際に家電量販店に行って触ってみることをおすすめします。一つ持っておくと、あなたの写真活動がより充実したものになることでしょう。

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