カメラで料理写真を撮るときのおすすめアイテム3選

はじめまして。朝ごはんを愛するフォトグラファーのブーノーです。

皆さんはお家でごはんやスイーツの写真を撮ったことがありますか?

この1年間はコロナ禍で外食があまりできず、おうちで過ごす時間が増えたことで、自宅で料理を撮影する機会に触れた方もいらっしゃるでしょう。

でも、いざ料理を撮ろうとすると「レンズの違いなのか上手く切り取れない」「部屋に光が入らなくてキレイに撮れない」「SNSみたいにあんまり映えない」といった悩みの声をよく聞きます。

そこで今回は、料理を日頃から撮影する私目線から、料理を撮影する際にあると便利なおすすめアイテムを3点紹介します。

私は、仕事で飲食店や外資系ホテルなどの飲食物、化粧品の商品撮影をしており、SNSではセルフブランディングとして『毎日家で食べる朝ごはん』にフォーカスした写真を撮影するのが日課です。

日々料理を撮影する私視点から「お家で気軽に撮影できるアイテム」をご紹介するので、最後まで読んでくれると嬉しいです!

料理の撮影で便利なおすすめアイテム

1.右にあるマクロレンズ 
2.左にあるLEDライト 
3.背景で使っているのがスタイリングボード

私が今回ご紹介するのは、こちらの写真の3つ。この3つを、作例と一緒にご紹介していきます。

今回の3つのアイテムを持つことによって、ただなんとなく料理を撮るだけだったパターンから脱却し「食材の個性やシズル感を出すような写真が撮れる」「室内光に頼らない光のアプローチができる」「自宅で自分好みの撮影空間を作ることができる」といった技術を獲得できます。

限られた空間でありながら自分の個性を出せる写真を撮りつつ、更なる表現方法を研究するために必要なアイテムといえるでしょう。

細部の魅力を写す「マクロレンズ」

マクロレンズを一言で説明すると『めっちゃ寄って撮れるレンズ』です!お花を寄りでフワッと撮る方もいますね。なぜマクロレンズが食べ物を撮るのにも便利かと言うと、ズームレンズに比べて食べ物の細部まで写すことができるからです。

料理写真は、空気感や美味しさを伝えることが重要な鍵を握ります。

食べ物の素材感やディテールを写しだし、「触感、温度、匂い」といった、食欲が湧くような魅力を伝える。飲食物の撮影でよく聞く、食べ物の美味しさ・みずみずしさ・生感を表現する「シズル感」というのも、そういった魅力のひとつです。

それらの魅力を伝えるには、対象に近づけるマクロレンズの方が食べ物の細部まで写し出すことができ、魅力を伝える表現力も広がります!

以下より作例と併せて解説していきましょう。

ズームレンズとマクロレンズの比較

こちらの写真は24-70mmで撮影しています。

料理写真では引きで全体を写すこともありますが、余白や情報量の調整が必要なため撮影難易度もやや高くなります。それに、こちらの写真のように食材を撮るときも距離があって質感が伝わりづらいです。

こちらも同じレンズで最大望遠で可能な限り寄って撮りました。綺麗には撮れていますが、トマトの皮や水滴、熟成度合いなどの質感がまだわかりにくいです。

では、マクロレンズだとどうなるのか。

トマトの持つ艶や色味、鮮度といった情報をズームレンズよりわかりやすく伝えつつ、伝えたい部位に寄ることで情報を整理できるため、伝えたい要素を限定したわかりやすい写真になりました。

実際のセッティング

マクロレンズでF値を開放寄りにすると、撮影する被写体のごく一部しかピントが合わず、素材の質感やディテールを上手く伝えられません。なので私の場合は三脚でカメラを固定して絞って撮影をしています。

先ほどの写真はF6.3、SS1/15、iso800で設定し、左側から入る窓からの自然光のみで少しアンダー気味に撮影。

ちなみに私はSONYユーザーですが、日々の朝ごはんでよく使うレンズは Canon 50mm compact macro f2.5 です。ほんとコスパ最強レンズです。(使い勝手が良いので2本所有)

写真は私がよく撮る『卵』の写真ですが、卵独特の照りや艶、そして弾力感が伝わりますね。

手軽に光を足せる「LEDライト」

仕事で飲食物を撮影する際には基本ストロボでライティングを組んで撮影します。

ですがストロボでライティングを組むのはぶっちゃけ面倒ですし、ある程度の技術や知識が必要です。

手軽に、そしてそれっぽくライティングをしたい方はLEDライトをおすすめします。

私が使ってるのはこれ、VIJIM LED VIDEO LIGHTです。

安いシリーズでは4000円くらいで買えます(安過ぎる笑)
ライトの他に専用グリッドとディフューザーも入ってました

こちらのLEDでは
・発行量の調節
・色温度の変更
・発光色の変更
この3つの操作が可能です。

こちらも実際の作例とあわせて紹介していきます。

室内光とLEDの比較

こちらは天井からの室内光のみで撮影した例。綺麗に写っていますがどこかインパクトにか欠けますね。

こちらがLEDでの作例。無駄な光をカットし、LEDのみの光を横から当てることで、陰影をくっきりさせたドラマチックかつ美味しさを引き立たせる光の写真になりました。

実際のセッティング

このときはスタンドをつけてますが、片手にカメラ、片手にLEDでの撮影もできます。室内の明かりは完全に消して、LEDのみの光で撮影しました。

部屋の内装に左右されない「スタイリングボード」

最後のアイテムはスタイリングボードです。余り聞きなれない言葉かもしれませんが要するに『オシャレに塗装してある板』ですね。

・家の机が映えない
・いつも同じ背景になっちゃう

そんなときに背景や土台として使うだけで撮影バリエーションが増えるので便利です。

スタイリングボードの最大のメリットは自宅の内装を大掛かりに変えずに低予算で撮影スペースを瞬間的に作れること。

住宅環境によっては窓がなかったり、壁紙が汚れていたり、空間スペースが確保できないなどの課題もあるでしょう。

スタイリングボードは自分で色、材質、大きさをカスタマイズして、狭い空間でも撮影スペースに変えることができる為、料理撮影やブツ撮りをする際にあるととても役に立つアイテムなのです。

自作すると安価に抑えられるので、自作することもオススメします!私は5枚ほど所有していますが全て自作です。

スタイリングボードの作例

ボードを使用して家とは違う雰囲気を作る

ケーキの皿の下と背景に自作のスタイリングボードを使用してます。

よく背景紙や壁紙を使う方もいらっしゃいますが、紙素材はシワができたり、湿度によって歪むというデメリットがあります。スタイリングボードは板なので、その心配がなくセッティングも簡単です。

自宅にいながら世界観を出す料理写真を撮影する際にはあると便利ですね。

因みにボードの製作は簡単なので必要なものをまとめてみました。

自作する際に必要なもの

・好きなサイズの木製ボード(薄すぎると気温で曲がるので注意)
・水性ペンキ
・ペンキを塗るための刷毛やコテ
・コンクリや漆喰ぽくしたい方は専用の塗装材(モルモルやヴェネチアンプラスターなど…)

基本的にホームセンターで揃います!

私はいつも90cm×60cmのサイズで作りますが、一枚に必要な金額は3,000〜4,000円くらいです。

まとめ

今回はおうちで料理を撮影する際にあると便利なおすすめアイテムを3つご紹介しました。

今回が紹介しませんでしたが、器やドライフラワー、カトラリーなどの小物もこだわっていくとさらに便利です。

料理写真は自宅にいながら撮影できるジャンルですが、いざ撮影してみると状況に変化がなく壁にふつかりやすいジャンルでもあります。

今回ご紹介した3アイテムはどれも安価で手に入り、かつバリエーションが増やせるアイテムなので、是非活用してみてください。

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