無意識を意識に。自身の思考・構図にフォーカスする

どうも初めまして Ezogeek(@photograpark)と申します。

突然ですが皆さまは写真を理論で撮られていますか、それとも感覚で撮られていますか。おそらくほぼ全員といっていい人達が感覚派なのではないかと思います。例に漏れず私もです

それではその感覚で撮るということはつまりセンスで撮るということでしょうか。そしてそのセンスとは無意識的なものなのではないでしょうか

これは持論になりますが無意識で撮るからといったって何もない「無」から写真を撮る?いや流石にそれはないでしょう。その被写体を気にかけ、構図を作り、撮影するという行動には何かしらの自分が好ましいと感じた理由が存在すると思います。

写真を上達する上で発生する「無意識的」な行為に、後から自分を考察して意識化すれば写真の取れ高を増やすことができるのではないかと私は感じ、主観的な意見ではありますがこの記事を書くこととします。

無意識的な行為とは

写真における無意識的な行為は以下の点が挙げられます
・被写体を撮ろうとする行為
・被写体がフレームに占める割合
・構図の選択

勿論これらも意識的にやっている方も多いとは思いますが一歩踏み込んで、なぜそれを選ぶのかということを基準に考えていこうと思います

撮るということ

初心者はとにかく撮れとは言われますが撮るという行為は行動の始発点ではなく中継地点のようなもので、まず自身の目で見ているものを良いと感じなくては何も始まらなくほぼ写真はここで決まっているといっても過言ではありません。

写真が上手い人は撮影技術以上にポイントを見極め、良いものを良いと感じとる眼が良いという風に思えます。上手い人みたいに無意識的に見つけ出し、写真を撮るのは非常に難しいことですが良いものを自分に意識させる方法はあります。

簡単にいうと他人の感受性を理解することです。要は人の写真を多く見て、なぜそれを良いと思ったのかを考えることが近道ということです。ある一つの映画や小説を作るには様々な経験や知識を得た人の方が良いものを作るみたいな話があるように大なり小なり写真も同じで手っ取り早くセンスを受け取るには他人の写真を見るのが一番。見て終わるのではなく写真のトーンやポイント、なぜその写真が良いのかについて考えると自分が撮影するときに意識化しやすいです。

被写体が占める割合

写真における印象の違いは被写体がフレームに占める割合に依存することも多々あります。ここにおいても無意識的に距離を選んでいる方もいそうなので整理がてら書いていこうと思います。

近接

近接を無意識に撮っている方は強くパンチのある印象を求めている傾向がありそうです。非常にお手軽な手法で気になるものには近づいて撮るのも手ですが周りに漂う空気感までは表現できないのが辛いところかと

よくあと数歩近寄ってと初心者の方は言われますがこれは強いインパクトすらないと何も残らないのを危惧する面もあるかと思います。だからといって無意識に多様してばかりいると他の印象的な撮り方がわからなくなるのでご注意を

適度な距離

フレームに占める割合が大体35~50くらいだと被写体が主体の世界観を演出したいのだと私は考えています。被写体>世界 的な関係だと私は勝手に考えているのですがこれが一番生活感というものが滲み出ているので好みです

この距離で撮影している方はおそらくかなり大人な傾向というか日常を写したい気持ちが強いのだと思います。インパクトよりかはさらっとした自然なものを求めているのが距離から判別できます

広く

最後に広く撮る方。世界の中に誰かいるような世界>被写体 的な関係ですがこれはインパクトと生活感を同時に出せるのと同時にそれらを演出できないと何も残らない距離感でもあります。

こういった距離感でストリートなどを撮る方は普通のストリートとはまた違う、世界を主体とした意識があるのだと思います。まぁこれらは私個人から見た無意識ですが

自分の構図を知る

初心者の方はネットや雑誌を見て、写真には色々な構図があると知って実践していくことだろうと思いますが慣れてくると意識して撮っていた構図が無意識化して個性が出始める人も多いのではないでしょうか。

そんな無意識で撮影した写真にも構図と構成が存在し、似た雰囲気の写真が発生して共通点を見いだせるものも出始めます。そこで自分の写真を整理してどんな構図・構成を自分が無意識的に好んでいるのかを知ることができます。

例として私が無意識的に好んでいた構図・構成を一部紹介しましょう

真ん中に大きな建築物

左右の建物から真ん中に収束していくような構図の写真が整理していくと良く目につく私の好みでした。この好みの本質は何かと考えてみるとおそらく何か大きなものがあるというワクワク感なんだろうと思います。同様に長く先に続いている道の写真なんかも大好きで何があるんだ、何かがあるというワクワク感は何にも代えがたいのかもしれません。

関係性がわかる写真

モノと人、そして人と人の関係性がわかる写真も好きでした。その本質は関係性が目に見えることにより写真に対して理解ができる、深みを感じるといった点なのではないかと思います。ある種のテーマを写真の中に作るといった方がわかりやすいかもしれません。

写真の中に前後の空間

写真の中に「前」と「後ろ」を作ることにより平面な写真の中に空間が生まれて立体的に感じます。それはあえて手前にボケた被写体を置くことでも空間を生み出すことができますしのっぺりとした平面的な写真からの脱却が期待できます。この手法はおすすめです。

ガラス越し

ガラス越しの世界は普通の世界よりも美しく幻想的に写ります。ソールライターが好んだように何か意味のある世界を作り上げてくれるのが鏡です。これには鏡越しの傍観者の視点が混ざるのが面白いところです。

一部を切り取る

印象的とは細部に宿るような気がします。一部を切り取ることにより見た人の想像力とありもしない背景を勝手に想起させる作用があります。むしろ切り取る写真ほど自分だけの視点、センスが問われる部分なので切り取り方にも注目してよく考えてみることが大切です。絵画なんかを見るときはどこを切り取ったら魅力的になるかを考えてみるのも面白いかもしれません。

このように自分が好きだと感じた写真を整理してその要素を抽出していくことで無意識だったものを意識化して写真を量産することができます。勿論その構図に固執することなく新しい構図を考え付くのは至難の業ですが自分はこういった構図が好きで撮っているんだということを知っておくのは写真を上達する上で大切なことだと思います。

さいごに

結局のところ写真なんて後付けなのかもしれません。それでも自分の写真の無意識に向き合って意識化することで自分の写真を知ることができるかもしれません

写真が下手だった私が上達するに至った要因はとにかく他人の写真を見て、自分の写真を現像して、考えたからだと思います。

高いレンズも最強ですが良いものを享受する眼もまた最強なのでしょう

ということで私、Ezogeek(@photograpark)が書かせていただきました。ブログやポートフォリオもありますのでご参考程度に見ていただければ幸いです。また次のTips記事でお会いしましょう

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