出張撮影サービスって実際どんな感じなの?
こんにちは。4月からフリーランスフォトグラファーとして働いているはるきです。今回は僕の主な仕事でもある「出張撮影サービス」について書かせていただきます!
結論から言うと、
・しあわせを写真という形に残すやりがいがある
・コンスタントに撮影を受けることで技術向上にも繋がる
・趣味を超え仕事として撮影を受けていく経験にもなる
といった内容です。
サービスの内容から大事にしてほしい心構えまで、実体験も交えながら書いていきます。それでは、どうぞ!
出張撮影サービスについて
写真を”撮る人”と”残したい人”のマッチングサービス
出張撮影サービスを簡単に説明すると「写真を”撮る人”と”残したい人”のマッチングサービス」です。
ユーザーの「○月○日に□□で△△の写真を撮ってほしい」という公募に対して「私どうですか!?」と提案したり、直接自身のマイページ宛に「撮ってもらえませんか!?」と依頼をいただくことで、ユーザーとフォトグラファーが繋がり撮影へと至ります。
ユーザーは個人・法人など様々で、プロフィール撮影や、七五三、お宮参りなどの家族写真、成人式や結婚式の前撮りに企業のイベント撮影などジャンルは様々。フォトグラファーは、撮影可能ジャンルが多ければ多いほど依頼をいただきやすくなります。
僕は普段から舞台撮影とポートレート撮影をしていたので、相性よく撮影依頼をいただくことができました。
1回あたりの撮影報酬比較
出張撮影サービスは多数存在し、それぞれで受け取れる撮影報酬やシステムも異なってきます。今回は「our photo」「Lovegraph」「fotowa」の3つを比較してみましょう。
■our photo
僕が登録しているのがこちら。撮影料は8,800円〜55,000円の間で自由に設定することができます。仲介手数料は35%で、例えば8,800円の設定金額だと撮影報酬は5,720円になります。主な依頼は家族の記念写真や個人のプロフィール写真、そして企業からの撮影案件(HPやイベント撮影)など。他の2つと比べて依頼の幅が広い印象です。
■Lovegraph
出張撮影サービスの中でも知名度が高いサービスです。こちらはランクごとに10,000〜14,000円の報酬があり、プラチナランクになると指名料も設定できます。こちらも家族の記念写真の依頼が多いですが、圧倒的に多いのはカップル写真でしょう。また、採用されるまでに研修プログラムが用意されているのも特徴です。
■fotowa
主に子どもがいる家族撮影に特化したサービス。撮影料金は一律ですが、平日19,800円(税別)、土日祝2,3800円(税別)と、曜日によって変わります。仲介手数料は40%で、1時間あたりの報酬はそれぞれ平日14,157円、休日15,708円となります。登録までに一次審査や面接も兼ねたデモ撮影を行います。
実際に依頼はどれくらいあるの?
出張撮影サービスではどれくらい仕事を得られるのかを、僕が登録している「our photo」での経験をベースに書いていきます。
4月は20件撮影
正直、4月は2〜3件いただけたら良いなと考えていましたが、3月末あたりから問い合わせが増え、4月で20件25時間分の依頼をいただきました。
4月は入園・入学に合わせた家族写真が増えるので、比較的多くの依頼をいただけるようです(昨年4月の最多撮影者は月50件だとか)。
5月は平均10件程度と全体的に少なく、11月が最も忙しくなるシーズン(昨年の最多70件)とのこと。夏頃から本格的に始めていき、11月までに30件程度の実績を積むことができれば、繁忙期には安定して依頼がいただけるでしょう。
実績があれば単価を上げることもできるので、副業の方でも年間100万円程度の収入は安定して得られるのではないでしょうか。
また、写真を仕事をしていくうちに趣味ではいただけない数の撮影件数、ジャンルをご依頼いただけるので、撮影技術の向上にもつながっていきます。
重要なのは「安心感」のあるプロフィール作り
「安心感」は依頼者にはとても大事な要素です。
写真にあまり触れていない人はどんな人に撮られるかにとても不安を感じます。だからこそ見た人が安心して依頼できるように文面を整えていくことが大事です。
僕自身、「元教師」「カメラ歴8年」「ポーズ立ち位置は全て指示できます」というプロフィール紹介や、「あったかい」「幸せそう」というイメージの作例など、「この人になら安心して撮ってもらえる」という印象を持ってもらうことを心がけています。
撮影中も「教師やってたんですね」と会話も弾むので、リラックスした空気も作りやすいです。こういった自分の個性や武器は惜しみなく出しましょう。
「しあわせ」を写真にすること
出張撮影サービスでは「しあわせ」を写真に残すイメージで撮ることが大切です。
ただ依頼されたから撮る、のではなく「今日を思い出してしあわせな気持ちになれる写真を撮ろう」「1枚でも多く心に残り続ける写真を撮ろう」という想いでシャッターを切る。
そうすれば、しあわせな瞬間は自然と写真に収まります。
実際それを意識して撮った写真を見て、多くの方に高評価やリピートもいただきます。また、その想いは依頼者の皆さまにも伝わることが多く「撮影中の熱意をとても感じました」と感想をいただくこともありました。
ピントが外れていないか、ブレていないかといった基礎的な品質に気を配ることはもちろん大事ですが、しあわせな瞬間に常にアンテナを張ることもポイントです。そうして生まれた写真は必ず評価され、次の仕事にも繋がります。
おわりに
いかがでしたか。出張撮影サービスの比較から撮影の上で大切にしてほしいことなどをお話しました。もし出張撮影サービスの登録を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ということで、また次の記事でお会いしましょう。
それでは。
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