写真の組み方を工夫してアート性を高める!

皆さんこんにちは、ユリです。主にキャンディッド写真(所謂、スナップ)と、ファッションなどのポートレート写真を撮ってるものです。

写真の発表の仕方って色々ありますよね。写真集などの紙媒体、展示、最近だとインスタやツイッターなどのSNS。

写真集や展示は複数の写真を組んでいきます。Twitterは4枚まで、インスタは10枚まで投稿できますね。

皆さん、あらら、もしや、なんとなく組んでいませんか?!写真を組むことにはなんと、確かなアートがあります。

わかりやすくするために、今回はひとまず組み方を3つご紹介させていただきます。

1. 関連性のある写真の連続

まず、一番わかりやすい組み方からご紹介させていただきます。

ただ、「関連性」にも色々あるので、意外と複雑にすることも可能なんです

こちらの組み方は、写真二枚を基に考えてみましょう。こちらから見てみましょう。

この二枚は、単純だと思います。

分解すると、構図が二通りで関連していて、ど真ん中に人が一人いて、色んな線が目線を真ん中に導いてくれています。関連性「強」ですね!

こちらの二枚はどうでしょう。

縦線を利用した写真ですね

一枚目のように、人があまりいないため、写真としてミステリアスではあるけど面白みがないなあというのを、二枚目でズドン!とインパクトを与えることも可能です。

かといって、二枚目にもミステリーは秘めてあり、共通の精神は感じますね。

強い赤、という共通点もありますね。

このように、組み合わせることによって、一枚一枚だとなんか足りないなあ、と思っている写真も活躍させることができます。

なんとなく、一枚目の写真に、立っている人を置いてみた、みたいな雰囲気にも見えてきますね。

普段人が目を置かないディテールに、組み合わせ方により魅せる、こんな強みもあります。連想ゲームが捗ります。

最後に…

(Gueorgui Pinkhassov: Sightwalk より)

こういった高度な関連性を持たせることもできます。

この写真二枚は、配色選定もなんとなく近いですし、明暗部がほぼ反転しているけど、三角のエッジや四角が反復して見えますね。

平衡感覚が狂って見えてくるという構図も似ています。

2. コントラストでインパクトを与える

二つ目がコントラスト、です。一つ目が「類似性」だとしたら二つ目は「相違性」ですかね。

こちらも、今のところ「二枚」という世界で考えてみます。

(Gueorgui Pinkhassov: Sightwalk より)

一枚目は強い、赤に近いオレンジ+緑、二枚目は、そうなると・・・当たり前のように、紫に限りなく近い青ですね!ですね・・・ 

二枚目の写真は「雰囲気写真ではないか」と思う人もいるかもしれませんが、こうやって組み合わせると、たった一色の写真でも文句無しに見入ってしまいますよね。

(Gueorgui Pinkhassov: Nordmeer より)

こちらは、なんのコントラストなのか。一見わかりづらいですが、なんか組み合わせとして上手くいっている気がするこの二枚。

グラフィックデザイナーの友人の言葉を借りると、「エネルギーの方向性が違う」らしいです。

確かに、一枚目のオーロラは縦のエネルギー。馬が駆けつけている二枚目は、横にエネルギーが向かっていますね

しかも色もまた二つとも異なる一色。美しい組み合わせですね。

3. セクションで区分け・グルーピングする

最後の三つ目、これは皆さんご存じかと思いますが、類型化です。

同じストーリーや何かしらの一貫性を持つ写真を重ねていくことです。

これは特に、三枚以上の写真を組み合わせたいときに考えやすい手段です。

よく見る属性としては、サブジェクト(ある人のグループとか、自然とか)、地域、色味、撮り方・・・無限すぎて中々羅列できませんが。

ここ最近ツイッターでよく見る、「ミニマル」とか「傘」とかもこれに当てはまりますね!

この三つ目の手段の特徴ですが、意外と自由度があるという特徴があります

限られた枠内での自由度は意外と緩いものだったりします。その中でただ、またどう組んでいくかという課題にあたると思います。

(Ernst Haas: The Creation より)

上図は、Ernst Haas氏の The Creation という本。

彼は結構何でも撮る人でしたが、この本では「The Creation」、所謂旧約聖書での創世記をお題にしました。

その中で、天地創造を意識した写真や四季の写真、生き物の写真等を区分して提示しています。

バラエティに富んだ写真家であれば、これも一つの手かもしれませんね。

最後に

組み方はもちろんありますし、私自身もまだ勉強している途中ですが、覚えやすいガイドラインとして上記1~3を提示させていただきました。

実践的には、この三つのものを組み合わせたり、もっと複雑な組み方をしたり、ペースを生み出したり、色んな楽しいことができます。

例えば、こんな関連性がありそうな写真でも、なんと、回転させて位置関係を変えることによって、違う関係性が産まれます。

から

こうすると、一枚目のふにゃふにゃした線と二枚目の固い線のコントラストから、もっと面白い関係性になりますね。

人が、自分の写真をどうすれば見入ってくれるのか、どうしたらただのつまらない写真の羅列にならないか、試行錯誤してみましょう。

一枚の写真でインパクトを与えれるようにすることも非常に大事ですが、せっかく写真を組むなら、組み方にもアートを追求してみましょう!

以上です、ありがとうございました。

The following two tabs change content below.
Ulysses Aoki
Ulysses Aoki
In-depth photography discussions and attempts at good photos
Ulysses Aoki
写真コミュニティ「DopeZineLab」
現在200名以上参加中です!
交流と成長をするならこちらから!

関連記事一覧