カッコいいスナップ、劇的なストリートフォトを撮るテクニック!!
こんにちはKou<@ko_ref>です。
かっこいいスナップやストリートフォトが撮りたい‥。街を撮るといっても、どうやってスポットを見つければいいのかわからない‥。いざ、街を歩いても何を撮ったらいいんだろう‥。私は普段ストリートフォトと呼ばれるジャンルの写真をよく撮っていますが、上のような質問を受けることがあります。そこで今回は、カメラ初心者やスナップを上手く撮れず悩んでいる方を対象にストリートフォトの撮り方について紹介したいと思います。
ストリートフォトとは
ストリートフォトはその名の通り、街中を撮る写真全般を指しています。
中でもストリートスナップは下準備をせずに日常の一瞬を撮影したものを意味します。風景写真のように天候やロケーション等を下調べして挑む撮影とは正反対です。ストリート写真に苦手意識を持っている人は次の2点が大きな原因であると私は思います。
- 一瞬しかシャッターチャンスがなく、咄嗟に反応しなければいけない
- 何を撮れば良いかわからない
これらの要因を解決すればあなたもかっこいいストリートフォトが撮れるようになります。これからもう少し具体的に説明していきます。
日常の一瞬を逃さないようにするには?
前述した通り、スナップに苦手意識を持つ主な原因として、一瞬の出来事を写真に収めなければならないといったことが挙げられます。しかし、次の「少し先の未来・5秒後を予測する」「予測して待つ」を意識することによって日常の一瞬をカメラに収めることができるようになります。
少し先の未来・5秒後を予測する
ストリート写真では少し先の未来・5秒後を予想することが最も重要になります。例えば次の写真。
この写真は、ちょうど通勤時間の電車で、超満員状態の電車がやってきていたのを見つけました。超満員であることからほぼ全てのドアから降車直後に人が出てくることが予想できます。また、人をぶれさせずに収めるため、シャッタースピードを適切に設定します。停車から降車までのわずかな時間でピントと構図を決める。そして降車直後にシャッターを切る。このようなプロセスを約5秒間で行います。
予測して待つ
また、次の写真。
この写真は、電車に人が入る瞬間を狙って撮ったものです。この電車はちょうど始発駅だったので、長い間停車していました。ここで誰かが乗車するということが予測できます。入った瞬間を収めるために、電車に近づき表面の光沢と乗車する人を待ちます。この時は大体30秒くらい待ち、シャッターを切りました。
このように少し先の未来・5秒後を予想することで日常の一瞬を綺麗に捉えることができるようになります。「そんな一瞬で設定なんて無理」って思いますよね。写真を撮るには露出の三角形を決定する必要があることは既に知っていると思いますが、実はスナップの時は全部設定していません。
撮影中のカメラ設定
瞬間的に反応する必要があるため、カメラの設定をしている時間はありません。
ではどういった設定をする必要があるのでしょうか。
日中の屋外の場合、強い光が当たるため、シャッタースピードを稼ぐことができます。そのため、絞り優先モードでISO100にして撮ります。レンズや状況に応じて絞り値のみを設定します。
夜や暗い室内の場合、絞り値を開放気味にしてISOを暗さに応じて固定値に設定します。シャッタースピードはオートに設定しています。
設定方法はそれぞれ好みが分かれるところですが、基本的には3つのパラメータのうちせいぜい設定するのは1つ程度にすることで、日常の一瞬を収めることができるようになります。
スナップでは何を撮れば良いか
ストリートにおいては被写体は基本何でもいいです。心惹かれるものや、面白いなと思ったものを撮れば良いのです。通行人や看板、電車に自転車、何でも被写体になるのがストリートです。ただし人を撮影するのには顔が映らないように配慮が必要です。
顔を映さないテクニック
背後を撮る
シルエット
シルエットはストリートにおいて最も多様されるテクニックです。フレームの明るい部分に露光を合わせて被写体を暗く撮ることで、顔が映らなくなります。
影で隠す
かなり高度なテクニックですが、人の顔を影らせることで顔を映らなくすることもできます。
まとめ
- 一瞬しかシャッターチャンスがなく、咄嗟に反応しなければいけない
→少し先の未来を予測して待つ
→カメラの設定はせいぜい1つで、残りはオートもしくは固定値にしておく - 何を撮れば良いかわからない
→心惹かれるものならなんでも撮って良い
→人を撮影するには配慮が必要
ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
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