ポートレート撮影において撮影より大事な思いやりと気配りとは?

初めまして、小川遼(おがわりょう)と申します。
昨年京都にある某大学を卒業し、そのままの流れでフリーランスのフォトグラファーになる為に上京してきました。この3月でちょうど1年になります。

小川遼とはどんな人物

小川遼とはどんな人物なのか簡単にまとめます。

・1996年生まれ
・出身: 滋賀
・性格: オタク気質、インキャ
・趣味: 旅行、歴史、カフェ巡り、アニメ、絵描き、人間観察、猫

アイコンが夜景バックの厳つ目な印象なためパリピやチャラいなどといったイメージを持たれがちなのですが、実際は正反対でかなりの引っ込み思案な性格をしています。

また重度のオタク気質で、一度何かにハマるとどっぷり浸かってしまいます。さて、今回は私が初対面のモデルさんとの撮影で普段から意識・気をつけていることを自分なりに執筆していきたいと思います。

撮影前ーお互いの理解を深める

雰囲気や人柄を掴む

初対面のモデルさんと撮影に行く際、自分はまずカフェなどでお互いを知る時間を作ります。大方撮影のイメージや表現したいことは会うまでのメッセージで行いますが、その人の雰囲気や人柄までは会ってからではないと掴めないため、こういった時間を自分は大切にしています。

撮影の話だけなく、昨日なにしてました?趣味は?などといった他愛も無い話から共通項を見つけ出し精神的距離感を近づけます。

自分の場合、多趣味なこともあって何かしらの話題でよく盛り上がります。普段の生活から色々な物事にアンテナを張っておくことも大事かもしれません。

また話しているうちに見える仕草や癖を観察し覚えておくことも撮影の際活かせるポイントだと考えています!

撮影中~撮影後ー思いやり・気配り

今回は街中や日常的なポートレートでの撮影について説明します。基本的には話をしながら街中や公園を歩き、感覚的に「いいな」と思うスポットを見つけます。

自分の思う「いいな」の定義

自分の思う「いいな」は具体的に言うと、抜け感・配色・光の当たり方・木漏れ日などがあります。予め擦り合わせたイメージと照らし合わせながら、その子の特徴や癖を活かした切り取り方で撮影を進めます。

その場で臨機応変に魅力を引き出せるのが1番ですが、あらかじめイメージ共有していくことでモデル側も演じやすいのかなと思います。

撮影の際、基本的な構図や光の使い方・ポージングなど、バリエーションの引き出しは多いに越したことはないですが意識しすぎるのも良くないかなと個人的には思っていて、感覚的にいいなと思った瞬間に尽かさずシャッターを切ります。

どう工夫しようとばかり頭で考えちゃうと、そういった瞬間は過ぎ去ってしまうかもしれません。

写真をモニターで頻繁に見せる

また特に撮影中心がけているのは、写真の撮って出しをモデルさんには頻繁に画面で見せてあげることです。撮られている側は「今どのように写っているのだろう」「メイクや衣装大丈夫かな」など、常に意識されています。

モデル側の気持ちを汲み取って撮りたてほやほやの写真を見せてあげるような心がけ・気配りは大切で、綺麗な写真を見せてあげることでモデル側のモチベーションやテンションも上がると思います。そのような姿を見ると撮る側もテンションが上がりますよね(笑)撮影中はどこで・どのように撮ろう…など意識することがとても多いです。

人としての礼儀を持つ

しかし、ポートレートはモデルがいてこそ成り立つもの。思いやりや気配りは常に欠かせず意識し心がけて欲しいなと思います。

撮影後はしっかりお礼をし、解散することもあればそのままご飯に行くこともあります。一度きりの付き合いにはしたくなくて、次もまた撮影しようね!と思ってもらえるような立ち振る舞い・コミュニケーションを心がけています。

まとめ

ポートレートを撮影する上で意識的な面で大事なのは以下だと思います!

・お互いのことを知り信頼関係を築くこと。
・思いやり・気配りといったホスピタリティ精神を忘れないこと。

一方的な押し付け合いではお互い満足いく作品は撮れません。モデルあってのポートレート撮影であることを忘れずに、何より一緒にその撮影を楽しむ心があればきっと素敵な写真が残せると確信しています。

以上、ここまでご精読いただきありがとうございました。

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