SNS映えする迫力のある写真の撮影方法

はじめまして!
夜景を中心に撮影しているフォトグラファー 7 ( @_szuna ) です。

皆さんはカメラで夜景の写真を撮った事がありますか?
展望台に登ったり綺麗な夜景を目にする事は多いかもしれませんが、カメラでしっかり撮影する機会はあまり多くないかもしれません。
いざ撮影してみても「上手く撮れない」や「SNSでよく見る写真にならない」といった悩みをよく聞きます。

今回は、私が普段夜景撮影を行う際に意識している事について執筆しました。

今回のことを実際に意識したことで1万いいねを超える反応を頂けることが増えました。ぜひ最後まで読んでくれると嬉しいです!

SNS映えする迫力のあるシティースケープとは

そもそも迫力のあるシティースケープって何なの?と疑問に思うかもしれません。多くの人が想像するのは、キラキラしていてメリハリのある写真じゃないでしょうか。 SNSに投稿する以上、そういったレタッチにするのも1つの手だと思います。

しかしレタッチする素材の写真が良くなければ、 SNS映えする写真にする事も出来ません。

撮影の段階で迫力のある写真にする為には、 「カメラでしか見れない写真」を意識することで格段と写真の印象が変わると思います。

広角レンズでダイナミックな写真を

カメラならではの画角として広角レンズが代表的な1つとして挙げられます。人間の目は両目の視界でおよそ28mmくらいと言われています。

よって、フルサイズ換算24mm以下の広角レンズを使用することで、人間の目には体感できない迫力のある写真を撮ることが可能です。

以下、作例と合わせて解説していきます。

NikonD7500+NIKKOR10-20mm 10mm (換算15mm)

スカイツリーは高さがありすぎる為、近くまで行くと標準域の画角では入りきりません。
この写真では前景に浮輪と階段、手すりがある為、より奥行き感のある写真になっています。

NikonD7500+NIKKOR10-20mm 14mm (換算21mm)

次は渋谷スカイから撮影した渋谷の街並みです。

スクランブル交差点をズームで切り取っても映えるスポットです。
ここではあえて広角で中心街から少し離れたところまでを写すことで、よりスクランブル交差点に目が行きやすくなるかと思います。

このように広角レンズで撮ると目では味わえない不思議な写真になるので、迫力のあるシティースケープを撮るには必須のレンズです。

超望遠レンズで圧縮効果を利用した写真

広角の次は超望遠です。

広角と同様に、人間の目には望遠機能が付いていません。つまり遠くの物をズームして撮ることが出来るのはカメラでしか見れない景色と言えます。
今回使用するのはSIGMA150-600mmで、 カメラがNikonD7500なので35ミリ換算最大900mmでの撮影です。

以下、作例と合わせて解説していきます。

NikonD7500+SIGMA150-600mm 600mm+トリミング (換算900mm以上)

まるで合成のように見える写真です。(合成無し)
超望遠で撮影すると、月が見かけ上大きく見え、とても迫力のある写真になります。
写真だけを見ると近くで撮っているように見えますが、実際はスカイツリーまで20キロ以上離れて撮影しています
このように、遠くのものを超望遠レンズで撮影すると、その背景にある被写体が見かけ上とても大きく見え、迫力のあるカメラならではの写真になります。

NikonD7500+SIGMA150-600mm 360mm (換算540mm)

次に満月とシンデレラ城です。
こちらも同様に遠く離れた位置から撮影することで、月が見かけ上とても大きく見えます。

超望遠レンズは大きく重いものが多いため、手振れ対策も含めてしっかりとした三脚が必要になります。
機材の関係で少し手が出しにくいジャンルですが、撮れる写真は労力以上の仕上がりが期待出来るはずですので、是非とも超望遠レンズを使った撮影を試していただきたいです。

標準域でも迫力のある写真を撮るには

広角レンズも超望遠レンズも持っていないよという方へ。
標準域(18-55mm付近)でもSNS映する写真は撮れます!

NikonD7500+SIGMA18-300mm 18mm (換算27mm)

雨の日はフォトグラファーの味方です。
地面の水溜まりスレスレからシャッターを切ることで、全面ガラス張りのような映え写真が撮れてしまうんです。

NikonD7500+SIGMA18-300mm 18mm (換算27mm)

その他には、シャッタースピードを長く設定する長時間露光はオススメです。
長時間露光をすることで車のヘッドライトがレーザービームのように変化し、サイバーパンク感のあるシティースケープに仕上がります

NikonD7500+SIGMA18-300mm 18mm (換算27mm)

広角・望遠が使える映えスポット

広角や望遠が映えると知っても、実際に使える場所がいまいち分からないとピンと来ないと思います。
今回は実際に撮影して良かったスポットをいくつか紹介していこうと思います!

まずは広角スポットからご紹介します。

東京駅のリフレクション

王道ですが東京駅はやっぱり綺麗です。
ここは標準域(18-55mm)でも撮影可能ですが、広角を使うことで迫力も増すと思います。
お昼も綺麗ですがライトアップしてる夜の時間に行くのがベストです。
また雨が降っていると水面が揺れてしまうので雨上がり等の日に狙うとより綺麗に撮れると思います。

雨が降ると多くの人が撮影しています。
人がいない時間帯を狙っていくと人が映り込むこともなく綺麗に撮影できます。

浅草寺のリフレクション

リフレクションスポットして有名な浅草の浅草寺ですが、広角レンズを持っていくことで撮影のバリエーションも増えます。
様々な所に水溜まりがあるので撮っていて楽しいスポットです。
東京駅同様に雨上がり等の日に行くことで鏡のように反射させることが出来、より綺麗に撮影することができます。

次は望遠スポットの紹介です。

スカイツリーからの景色

望遠スポットとして1番好きなのがスカイツリーからみた東京夜景です
ここは35mm換算300mmほどの望遠があれば撮影可能なので、超望遠よりかは難易度が低いと思います。
スカイツリーは撮影がしにくく反射も映り込んでしまうため忍者レフなどがあると便利です。

撮影時期としては冬の空気が澄んでいる時がオススメです。
また、夕景などと合わせて撮影することも可能な万能スポットです。

市川県曽根

次に市川県曽根から撮影したこの場所では、年2回ダイヤモンド富士山とスカイツリーが撮れるスポットです。(写真は前後日)
ダイヤモンド富士の時期には多くのカメラマンが並ぶため数時間前から場所取りする必要があります。
朝焼けも夕焼けもどちらも綺麗なスポットです。
35mm換算400mm程あれば撮影可能です。

東十条駅

超望遠レンズではごちゃごちゃした所を圧縮効果で撮影するとより迫力が出ます。
東京にある東十条駅からの商店街では真っ直ぐな道路に国旗の旗が並んでいる為普通に見るよりも面白く写してくれます。

最後に

いかがだったでしょうか?
普通にシャッターを切るだけではなくひと工夫する事で、とっても迫力のある写真に変身すると思います。
今回は極端な望遠での作例をご紹介しましたが、150mm程でもかなり圧縮された面白い写真が出来るので、ぜひ試してください。

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