自分だけの色味だとSNSで認識させた3つの理由とは?

本記事では、かわいいパステル調の色味の写真で人気なフォトグラファーのしふぉんさん(@shiifoncake)から自分だけの色味についてインタビューさせていただきました。
自分だけの色味があると毎日数多くの写真が流れるSNSの中でより多くの人に写真を見てもらえる事ができます。しふぉんさんが写真を見てもらえる為に心掛けている3つのことをご紹介させていただきました。
目次
自分の気持ち良いところをひたすら探して自分の色味を見つけること

ーそれではお願いします。しふぉんさん自身はパステル調の色味は自分の色味だと感じてますか?
しふぉん:よくいろいろな人に「これはしふぉんさんの色だ」と言われるんですけど、最近パステル調の色味は自分の色味だとわかるようになってきました。
ー自分の色だと認識されるのって凄いことですよ。しふぉんさんは、どのようにしてパステル調の色味にたどり着いたのですか?
しふぉん:パステル調の色味は自分の気持ち良いところをひたすら探してたどり着いた感じですね。
最初、私がカメラを始めて1年目の時は自分の好きだったフォトグラファーのkoichi〈@Kfish1882〉さんのお写真を横に置いて、Lightroomでとりあえず寄せにいくという練習をしていました。
正直、めちゃくちゃ勉強になるので、今やっても楽しいんじゃないかと思います。自分では普段使わないパラメーターを動かさないと他人の色味には寄らないので、そこで色彩感覚とかがめちゃくちゃ鍛えられたと思います。
ーしふぉんさんが自分の気持ち良いところをひたすら探した結果、パステル調の色味にたどりついた感じなんですね。てっきり、しふぉんさんが昔見た景色をそのまま再現しているかと思ってました。

しふぉん:それでいうなら、私が写真にハマるきっかけになった「晴海埠頭(はるみふとう)」の夕焼けですかね。
夕焼けがさらに好きになった場所です。その時は本当に雲一つない空で、キレイすぎて3時間以上ずっとシャッター切ってました。この時見た景色も自分の色味に影響されているかもしれませんね。
ミニマル写真はバランスが大事なのできっちりと構図を整えること

ーしふぉんさんが撮る雲や街灯といったミニマル写真も素敵なのですが、ミニマル写真を撮り始めたきっかけとかありますか?
しふぉん:私がミニマル写真をよく撮るようになったのは緊急事態宣言期間中で都内には行けなくなったので、近所を撮り歩くことになったのがきっかけです。
でも、近所の写真ってSNSに載せずらいじゃないですか?
都内とか人が密集してるところとかに住んでたらいいんですけど、私は埼玉県でこれといった名所とかないし、人口が少ない場所で住んでいるので、住所が特定されたら嫌なので、空や街灯などを撮影する機会が増えたました。
ーコロナの影響でミニマル写真を撮り始めたのですね。身近にミニマル写真が撮れる場所があって良かったですね。
しふぉん:身近っていうか、電線とか月とかだけだったら自宅から撮ってました。
ーえ、自宅から撮れるんですか?
しふぉん:はい、夕焼けの時間や月が見えだしたら、ひたすらベランダと玄関を往復して撮っていました。周りにマンションがない高さのある3階に住んでいるのでちょうど同じぐらいの高さに電線がありました。アクセントとして電線や一軒家の電波を受信する変な棒とかも結構撮ってましたね。
ー周りに写真の邪魔にならな建造物がないのでミニマル写真が撮り放題ですね。緊急事態宣言期間が明けてからは撮る場所の変化とかありましたか?
しふぉん:以前は、有名どころのシティスケープの定番構図をスタンプラリー的な感じで撮っていたのですが、自粛期間中にミニマル寄りになったということで、「わりとどこでも撮れるじゃん!」となって色んな所で撮るようになりました。
ーミニマル写真を経験したことで撮影スタイルにも変化があったんですね。そんな、しふぉんさんがミニマル写真を撮る時に気をつけている事とかありますか?
しふぉん:極力対象物を端に置かない事ですね。
それこそ圧縮構図とかで雑多なところを撮るなら別にいいんでけど、ミニマル系で画面の端に置くとバランスが悪くなるし、圧迫感が出て美しくないなっていうのが個人的にあるので無意識のうちに対象物を三分割構図の点の場所に配置することが多いです。
全体の写真の色味も整えて組むこと

ーしふぉんさんは以前投稿した写真でも色味や組み方を変えて投稿しているのですが何か意図とかありますか?
しふぉん:私はiPhoneのLightroomで全部現像しています。
写真投稿する度に色味を変えていますが、それは変えたくて変えてるっていうより、4枚組んだときの並びを見てちょっとでも何か違ったり、色味が合っていなかったら嫌なので、毎回色味が極力合うように現像しているからです。
ーここでもバランスを大事にしているのですね。ちなみに、しふぉんさんが色味を合わせる時に基準にしている事とかありますか?
しふぉん:例えば、この雲の写真を入れたいって思ったらその写真に合わせて色味を調整します。4枚組だと基準の1枚を現像してから、他から3枚持ってきて現像して組む感じです。
ーそうだったんですね。直近で僕が印象に残っている写真(「六本木ヒルズから天気の子みたいな写真撮れた!」)にですね。以前はパステル調の色味だったのですが、この写真は青が強いですよね。
しふぉん:この日はなんか天気の子らしいっていう事をTwitterで見たので自分のiPhoneの写真フォルダを見たらあるじゃんと思って写真をイラストっぽい色味に寄せて投稿しましたね。
ートレンドを発見してからの写真を投稿するスピードが早すぎますね。もしかして、しふぉんさんって頭の中で既に写真の完成イメージができる人ですか?
しふぉん:多分そうですね。既に写真の完成イメージが頭の中にあってそれに現像は寄せていく感じです。同じく構図も撮る段階から完成イメージがあるので、広めに撮っておいて後でイメージ通りに仕上げていくのはよくやってますね。
おわりに

ー毎日数多くの写真が流れるSNSの中で、しふぉんさんがより多くの人に写真を見てもらうために心掛けていることは何ですか?
しふぉん:今までのインタビューのお話をまとめますと、以下の3つのことを心掛けています。
- 自分の気持ち良いところをひたすら探して自分の色味を見つけること。
- ミニマル写真はバランスが大事なのできっちりと構図を整えること。
- 全体の写真の色味も整えて組むこと。
ーしふぉんさん、本日はありがとうございました。最後に宣伝などがあればお願いします。
しふぉん:2021年の3月以降色々なカメラ関連のお仕事をさせて頂けたらと思っています。今まで受けたお仕事については、こちらの記事からご覧いただけます。まずは、お仕事のご相談などお待ちしております!
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