• HOME
  • 記事一覧
  • コラム
  • 写真のジャンルの一つ!「私写真」ってなに?等身大の自分を写真から愛してみよう。

写真のジャンルの一つ!「私写真」ってなに?等身大の自分を写真から愛してみよう。

「私写真」

こんなジャンルがある事を知っていますか? 「言葉は知っているけど…….」 「実際にどんな写真なのかはよく分からない」そんな方も多いかもしれません。
今回は「私写真」とは何なのか、どうやって楽しめばいいかを皆さんと共有したいと思います。  

私写真とは

そもそも私写真とは何なのでしょうか。 簡単に説明しましょう。

「自分の人生を写した写真」です。   仰々しく聞こえるかもしれませんが身構えることはありません。 お昼に食べたご飯、好きな人とのデート、帰り道に見た夕日や道で出会った猫ちゃん、etc… 自分の目で見たもの感じたもの全てが「私」の人生の一部であり被写体になり得るのです。 シンプルですよね。  

全部の写真が私写真なのでは?

私も初めはそう考えました。 しかし私写真にはもう一つの定義があります。

「撮影者を感じられる写真」です。
写真を通じて撮影者の感情、視線、被写体との関係性、ひいては撮影者の人生を感じ取れるというのが私写真の重要なエッセンスなのです。私写真について何となく分かってきたのではないでしょうか?

私写真の楽しみ方

ここからは私写真の楽しみ方(鑑賞のコツ)を紹介します。写真を通して人の人生を追体験してみましょう。私写真を読み解いていくにあたって重要なポイントが3点あります。  

  • 撮影者の感情
  • 撮影者の視線
  • 被写体との関係性

上記の3点です。
私写真鑑賞の醍醐味とは、この3つの観点から「私(撮影者)」の心情を読み解く事です。
もう少し詳しく解説しましょう。 写真には沢山の要素が複雑に絡み合っています。

例)自分、他人、光、色彩、構図、時間、天気、感情、etc.
撮影者はこれらの要素を自分なりに解釈し、カメラを通して再構築する事で1枚の写真を生み出しています。 それを受け取り手である私たちがさらに解釈し、追体験する事が私写真鑑賞なのです。以上を意識するだけで写真への没入感と理解度がグッと深まるでしょう。  

実際に写真を見てみよう

文章ばかりではつまらない!!!というわけで、実際に私写真を見てみましょう。    

これらの写真は、私が私写真として撮影したものです。 今回は共通のテーマに基づいて6枚の写真をピックアップしてみましたが伝わるでしょうか? 今回は以下の要素を含む写真を集めてみました。

「センチメンタル」「憂鬱」「悲しみ」「寂しさ」「憂い」
これらの要素は撮影時に私が感じていた感情です。 「私は幸せな雰囲気を感じた!」という方もいるかも知れませんが、それは間違いではありません。 なぜなら

写真の解釈とは本質的に自由であるべきです。
撮る人と見る人での受け取り方の違い、それもまた写真鑑賞の醍醐味なのです。

写真と感情

撮影者の感情を読み取る事が重要だと言いましたが、そもそも写真に感情なんて写るの?という話です。結論から言いますと。

「そんなもん知らん!!!!」実際のところ分からないんですよね。
しかし私は写真を撮る時、現像する時に感情を深く深く塗りこんでいきます。
感情が写真に写ろうが写らまいが、自分の伝えたかった事と、写真を見てくれた人が感じ取ったものが偶然同じだったら、それはとても素敵だなって思いませんか?フォトグラファーよ、ロマンチストであれ。

まとめ

私写真の世界はいかがだったでしょうか。意外とハードルの低いジャンルなんです。機材、画質、SNS映え、そういった概念を捨てて、新しい視点から写真を見てもらえることができれば幸いです。

今回は私写真入門編ということでかなり簡単な言葉で解説しましたが、実際は定義についても諸説あり、写真家ごとに作風や定義がかなり違う事を理由に明確な線引きの難しいジャンルでもあります。いわゆる底無し沼です。

だからこそ、これから始めるという方は「これこそが自分の私写真や!!!」と胸を張って宣言し、己の道を突き進んで欲しいと思います。最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

The following two tabs change content below.
DopeZine編集部

DopeZine編集部

スナップ写真やストリートフォトがメインのWebメディア。「創作者の頭の中を覗く」をコンセプトにテクニック、思考を発信していきます。#DopeZine をつけた投稿から不定期で作品をご紹介します。豊富な知識を共有するオンラインコミュニティはこちら→ http://dope-zine.com/online-saron

関連記事一覧