同じ時期に始めたのになんか上達スピードの早いやつの特徴を分析してみた。

こんにちは。にすいです。
写真を撮り始めて、同じ時期にカメラを始めた人と出会うことも多いと思います。その中でも上達スピード早くて写真上手い人っていませんか?
そんな人を分析して成長速度をUPさせる栄養剤のような記事となっております。これを読んで意識に入れることで、少しづつ効果が実感できるようなテクニックになります。
目次
同じ時期に始めたのになんか上達スピードの早いやつがいる

何するのにも向き不向きってありますよね。例えばこんな人いませんか?
- 何やっても上達スピードの早いやつがいる….
- 最初からある程度うまい….
- 周りからなんでも出来ると思われている….
そんな奴が周りに一人はいませんか?大体はセンスがいいからなんて言われて終わりです。そんな人達はなぜセンスがいいのか考えてみましょう。視点を変えると、彼らは実際には「センスを身につける技術」を持っているのです。
センスを身につける技術とは
「センスを身につける技術」とは「観察眼」が良いことです。そういう人たちは実は非常に目がいいんですよね。目がいいから見たものを再現度高くマネすることができる。
結果、技術を盗むのが早く上達スピードが早い。だからなんでもすぐ出来ているように見えるんです。仮に見ただけでライティング・構図を理解し、意図まで読めたら、、、。
写真を見ただけでその人が作品を作るのに費やしたすべてを自分のものに出来ます。どうでしょう?目の重要性を分かっていただけましたでしょうか?
目のレベルアップは階段式にあがる

レベルアップは、ゲームの経験値システムと同じように上がっていきます。そのため、一定以上の期間続けないと効果はありません。
継続することで経験値を貯める
例えば、顕微鏡を思い描いてください。10倍の倍率で覗くと平面に見えるけど、20倍の倍率で見ると凸凹している。その倍率で平面になるまで磨いてみる。しかし30倍にするとまた凸凹してるこの繰り返しです。
実際上手い人たちのこだわりとか聞いていると、「え?変わる?」みたいなものも多くないですか?
しかしながら目の倍率が高い人たちにとっては大きな違いなのです。
聞き飽きた「目を鍛えなさい」って実際にどうすればよいの?

上達スピードが早いやつが目が良いのは分かった。しかし、実際上手い人にコツを聞いても「目を鍛えなさい」の一点張り….
実際どうやって?ってなると、「色々見るしかないよねー」とやり方まで教えてくれない。
やり方が分からず、諦めてる方も多いのではないでしょうか?
実際の目を鍛えるプロセスを説明します。
目の鍛え方

目を鍛えるのにも段階があります。最終的にはすべてを同時並行で行うのが理想ですが、まずは順を追ってやっていきましょう。
以下の3段階に分けて、目の鍛え方を紹介していきます。
- なにも考えずにとりあえず見ること
- パクる
- カメラ以外の芸術を見る・やってみる
第一段階(なにも考えずにとりあえず見ること)

とりあえず大量の写真を「なにも考えないで数だけ見る」ことが重要です。数は正義です。上手いSNSカメラマンを見るのもアリです!
しかし、それでは周りより上達は早くなりません。じゃあ何を見るか?それはそのSNSカメラマン達が見ているであろう、プロカメラマンです。
多かれ少なかれ、上手い人たちは様々な人の写真を見ています。とりあえずこの記事ではジャンル別にカメラマン紹介をさせていただきます。
ジャンル別カメラマンを紹介
- スナップ
- アンリ・カルティエ・ブレッソン
- 自然光ポートレート
- alessio albi
- Kang Hee Kook
- 創作(セットアップ)
- ティム・ウォーカー
- brandon woelfel
- スタジオポートレート
- レスリー・キー
- 高橋優也
- Woo Minyi
第一段階では「なにも考えないで数だけ見る」ことが重要です。
は?って思われるかも知れませんが実際の1枚1枚しっかり見ようとすると疲れますし、情報量が多過ぎて数枚で疲れてしまいます。
したがって、まずは数見ること、そして良いなと思うものを保存していくだけで良いです。これだけやるだけでも数ヶ月は上達スピードが上がります。
補足ですが、ピンタレストというアプリを使うと更に効率が上がります。
検索した写真に似た写真を大量に表示してくれますし、アプリが好みを記録し検索しないでも出してくれるようになっていきます。
第二段階(パクる)

第一段階で保存している画像の中からいいなーやってみたいなーと思うものがあれば、パクりましょう!!!!
目の鍛え方だよな???って思った方もいるかもしれませんがパクると目が鍛えられます。
書道では書に臨むと書いて「臨書」という言葉があります。絵でいう模写のような作業になるのですが、実際マネして書いてみるとまあ難しいんですよね。
でも何枚も同じものを書いているうちに書いている人はここで一回止めたんだな、とか速度はこのくらいで書いてるんだなとかが見えてきます。
要するにマネしてみることでより書いた作者、その作品を理解することができるのです。
写真でも同じことが言えます。頭の中では全部わかったつもりでも実際やってみると全然違ったりして試行錯誤していくうちに理解します。
このプロセスが目の経験値を上げるのです。
第三段階(カメラ以外の芸術を見る・やってみる)

上手いカメラマンさんたちって、大体話を聞いてみると、「昔バンド組んでてー」「絵描きになりたかったんですよ」とか他の芸術やってた人多くないですか?
これにもちゃんとした理由があります。写真だけ見てると写真の常識・定説で頭が凝り固まってしまうんです。
他のカメラマンさんたちの残りカスを集めた劣化版コピーみたいなもんです。しかし違う芸術を知っていると、そこから今までなかった新しい素材を持ってくることができます。僕も視線誘導や配置なんかは書道の考えに基づいて配置してます。
したがって「俺はカメラマンだから絵見る暇あるなら写真見るよ」とか思わずに見てください。
勉強する必要はありません。眺める機会を増やしてください。すると見ているうちに、これ写真でも使えるんじゃない?ってものが数多く出てきます。
この閃きがセンスに繋がります。
それは構図、色味、意味の込め方、小道具多岐にわたります。
目を鍛えるのは長期戦

目のレベルアップの章で、顕微鏡の例を出しましたが、上のプロセスで目を鍛えたからと言って明日上手くなっているわけではありません。
繰り返しやっているうちに経験値が溜まっていき、どこかのタイミングで急によくなります。
最初のころは「俺!よくなった!!」ってわかるくらい変わります。
なので焦らずゆっくり鍛えていきましょう。

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