【三谷朋也】生命線

「命を生み出したのが神様なのなら、神様を生み出したのは神様の神様で、神様の神様を生み出したのは神様の神様の神様・・・」と空想を膨らませ、生命の存在理由を辿ることができず一人怯えていたのが、まだ家族で集合住宅に住んでいた小学生の頃だった。

かつて暇を持て余していた少年が、今はカメラを握り赤の他人の裸体を撮っている。

生命の存在理由は未だに知る由もないが、それは確かにここに存在し、それぞれの生きてきた痕跡を身体に刻んでいる。

皺、骨、肉割れ、リスカ痕。

この世のすべての痕跡が、「それでも生きている。」と私に語りかける。

マヤカシばかりのこの世界で、確かに安心感を与えてくれるすべてのそれらを、私は愛する。

【生命線】

The following two tabs change content below.
三谷 朋也
三谷 朋也
photographer/writer
三谷 朋也
写真コミュニティ「DopeZineLab」
現在250名以上参加中です! 詳細を見る

関連記事一覧