レタッチハニートラップ~レタッチで写真が下手になる~

こんにちは。原田 将典です。

現像ソフトって使い始めるとレタッチなしでは写真を出せなくなってきますよね…
※偏見かもしれませんがレタッチなしで出すのは女性がすっぴんを出す感覚に近い気がします笑

確かにレタッチをすることで写真のクオリティは上がります。僕もレタッチせずに写真をあげることはほぼ100%ありません。
しかし、この便利なレタッチですが最終的なアウトプットをダメにする甘い罠があるんです!

今日はなんでダメにするのか、また間違った常識について話していきます。

レタッチは万能ではない

よっぽどプロなら別ですが、それ以外の人にとっては光の向きだったり構図を変えたりなんてことはできません。
あくまで撮った写真の細かい部分を修正するだけです。しかし頼りすぎることで以下の2つのトラップにハマってしまいます!

  • 第1トラップ・・・現場での諦めが早くなる
  • 第2トラップ・・・必要ないのにアンダーで撮ってしまう

この2つのトラップについて詳しく見ていきましょう。

 

第1トラップ~現場での諦めが早くなる~

レタッチが万能でないことはみんな分かっています。
しかし撮影中うまくいかないことがあったとき、つい後でどうにかできると思い現場で追い込む作業をやめてしまいます。

「レタッチでどうにかするから大丈夫!」

そんな台詞一度は使ったことありません?僕はある!!!
しかし家に帰ってレタッチを始めると「あれ?うまくいかない、、、」

単純にそのシチュエーションの写真がすべて使えないクオリティのものが出来上がるためアウトプットは下手になります。
また現場で粘っていれば問題を解決できる技術が身に付いたかもしれません。
しかし諦めてしまうことで、その機会を棒に振っている時点で成長速度も落ちてしまうのです。

前回の記事でも書きましたが現場で追い込むことでうまい人がどう対処してるか学べるかもしれません。
頑張ることでレベルアップの可能性もあります!

「現場ではレタッチはないものと思え!!」

この言葉を忘れないようにしましょう。

 

第2トラップ~必要ないのにアンダーで撮ってしまう~

多くの人がアンダーで撮ってレタッチで持ち上げたほうが綺麗に仕上がると思っているのではないでしょうか?

これは間違いです!!

確かに、ある一定の状況下においてアンダーで撮らないと綺麗に仕上がらない場合もあります。しかしどういう状況下でもアンダーに撮っておけば綺麗に仕上がるというのは嘘です。

 

編集による劣化

シャドウを持ち上げる際は暗ければ暗いほどノイズが乗ってきます。まずは極端な例ですが見てみましょう。

どうでしょうか?1度は見たことあると思います。
これほどまでとはいかなくても、アンダーで撮って持ち上げるということは確実にノイズが乗ります。
ノイズが乗る=劣化してしまうのです。できれば避けたいですよね。

 

編集作業の時間増加

趣味でカメラをやっている方には特に刺さる話だと思うのですが。普段働いている中で1日使って撮影を行って、さらに編集となると大変ですよね。
渡すまでの時間もかかってしまいますし他のことに使える時間も減ってしまいます。
しかし当日ちゃんと追い込んで少し編集すれば良い状態までもっていっていたら…

僕個人的な体感ですが1枚にかかる時間が40分→10分くらいまで短縮できます。
これは大きくないですか?この短縮した時間で新しいレタッチ試してみることもできます。

僕は必ず適正値(自分が一番いいと思う明るさ)で撮っているのですが、下に撮って出しと現像後を貼っておきます。

(左:撮って出し 右:レタッチ後)
どうでしょうか?このくらいのレタッチだけだったら早く済みそうな気がしませんか?笑

 

アンダーで撮らなければならない時

「言いたいことは分かった!!でも、上手いカメラマンみんなアンダーで撮れって言うじゃん!!」

こう思った方もいるのではないでしょうか?この章ではアンダーで撮らなければいけない状況について解説します。

  • 初心者の場合・・・明るく撮りすぎてしまう傾向にあるから言われている
  • 中級者の場合・・・白トビに気づきにくい・コントラストが強い環境下では黒のほうが起こしやすい

 

初心者の場合〜明るく撮りすぎてしまう傾向にあるから言われている

初心者のころはどうしても明るいほうがいい写真だと思って、つい明るく撮りすぎてしまうことが多いですよね(笑)
僕もめちゃ言われました。

その対策として「暗めに撮れば後で持ち上げられるから、暗く撮ることを怖がらないで!」みたいな使い方をしている場合が多い気がします。

 

中級者の場合〜白トビに気づきにくい・コントラストが強い環境下では黒のほうが起こしやすい

カメラはそれぞれダイナミックレンジが異なります。
ダイナミックレンジとはざっくり言うとどれだけ幅広い光の強さを写すことができるかを示す値です。

真っ暗の状態を光量0 めちゃめちゃ明るい状態を1000としましょう。

この時カメラBのほうがダイナミックレンジが広いことになります。

少し話がそれてしまいましたが、自分のカメラの性能MAXに近いコントラストが絵の中にある場合、アンダー目に撮っておくことをお勧めいたします。なぜなら白トビした場所は隠しにくいからです。

黒つぶれに関してはいろいろ方法はあります。
しかし人間の目は明るい所に視線が集まりやすい為、白トビは気になりますし明らかなミスだとわかりやすいです。

 

実際に作例を使って説明

分かりやすく白飛びしてますね笑笑。こうなるとそこにしか目がいかなくなっちゃいます!
こういうコントラストがはっきりしている作品の時はアンダー目に撮りましょう

こうするだけでより綺麗に写真を仕上げることができます。

 

最後に

色々話しましたが白トビも黒つぶれもノイズも意図があればいいと思います。
しかしない場合は極力出さないほうがいいと思います。

出来るだけ適正で撮る!コントラストが強い時だけアンダーで!

これを忘れないようにしましょう。

それではまたー。

著者使用のカメラとレンズ




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原田 将典
写真と動画を撮る人/portrait&snap/じっくり見て味わえる写真が撮りたい

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